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zoom RSS 美女と朴念仁

<<   作成日時 : 2008/05/31 12:12   >>

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生活の様々な側面において、なにがしかがどうにも八方
塞がりになったときに、これを読みます。田中芳樹の
<薬師寺涼子の怪奇事件簿>シリーズ、今回は『黒蜘蛛島』。

シリーズを通して語り手は泉田準一郎警部補。彼の目を通した
上司の薬師寺涼子像は、見たところその凛とした美貌は
女神アテナ、性格はわがままで傍若無人とさんざんですが、
読んでいるこちらからすると、彼女の活躍ぶりがかえって
引き立って見えます。

茶色がかった短い髪に、武器としても一級品のスバラシイ
脚線美、国家公務員 I 試験合格の警視庁キャリア、
不自由無く英語はもちろんフランス語も操って、インターポール
出向経験あり……と、なんともはやすごい美女。現実にいるわけ
ない、と思いつつも、そこが小説の面白いところで、
読んでいるうちに彼女のパワーにひきこまれ、沈んでいた気分も
上昇することまちがいなしです。

積年のライバル、室町由起子と彼女の部下の岸本明、涼子の
パリのアパルトマンを預かる二人のメイド、マリアンヌと
リュシエンヌなどなど、さまざまな登場人物たちが織りなす
『黒蜘蛛島』も人智を超えた妖物との闘いのお話です。
泉田クンをオトモに颯爽と事件解決(!?)に乗り出すお涼
さまを眺めるのは、本当にワクワクします。

……読者には明らかにお涼さまの泉田クンへの気持ちが分かるの
です。が、肝心の泉田クンには、ちっとも分っていないのもまた
やきもきして楽しい部分でもあります。そこで一句:

泉田クン 野暮天ぶりも いとをかし

お粗末でございました。


黒蜘蛛島―薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社文庫 た 56-33)
黒蜘蛛島 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社文庫)

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
毎回色々な本のご紹介楽しく拝見しています。
小むらさきさんの書く文章もとっても好きです。

今回ご紹介の田中芳樹さんの
<薬師寺涼子の怪奇事件簿>シリーズ
私も読んでいる本なので嬉しかったです♪
田中芳樹さんの作品は大好きで色々読んでいますが
涼子さんも最高です!

カッコイイ女性好きの私としてはまさにハマッたお話しです。
泉田くんの天然ぶりもすごいですよね(笑)
いつか気付いてくれることを祈って…

そして素敵な一句をありがとうございました(笑)
桜姉
2008/06/01 12:30
桜姉さま、コメントありがとうございます!

私の趣味に走っただけの本の紹介ですが、
楽しんでいただければ幸いです♪

桜姉さんもこのシリーズがお好きだったとは、
嬉しい限りです。
彼女のタフな活躍ぶりに毎回胸がすく思いで、
私も楽しみに読んでます。

それと、季語も無い句で、おそまつさま
でしたっ(^o^;;)A
こりずに遊びにきてくださいね〜。
小むらさき
2008/06/01 20:54

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