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zoom RSS 脳細胞の洗濯

<<   作成日時 : 2008/05/10 11:34   >>

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ロシア語通訳者として屈指の実力の持ち主と評されていた著者の、少女時代に
通ったというチェコのソヴィエト学校を舞台とした物語。
もちろん、フィクションではあるのだろうけれど、この内容の濃さと重みに
圧倒されてしまいました。

ラーゲリというソ連時代の闇を生き抜いた学校の舞踏教師について、その影響
でダンサーを志したものの夢破れてロシア語通訳をしている(!)という主人公が、
教師の過去を探っていく話なのですが、どこの国にもそれぞれの暗い歴史という
ものがあるのだと、あらためて認識させられます。

……今こうして一応争いのない、一般的な注意を払っていればむやみに命までは
奪われる可能性の低いところと思われている場所に暮らしているような、私の
ぬるま湯につかったような脳細胞を、一度全部引っ張りだして、熱湯でもみ洗い
されたような感覚を味わいました。

ただ、巻末の池澤夏樹との対談は、私にとってはあまりにもその高等遊民ぶりが
鼻についてしまいましたが、本文の方はたいへん引き込まれました。
文章そのものにも、そして、言葉が人間の心理に与える影響の大きさを気づかせて
くれるという点においても、この物語は一級品だと思います。


オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)
オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
リンクのお知らせを頂いてやって参りました。
リンクしていただいてありがとうございます♪
トラックバックもバッチリでしたのでご安心くださいませ(^-^)

今回読まれた本もとても考えされられる内容ですね。
色々な国に、色々な重い歴史がありますよね。
私も平和ぼけした生活をしているので、こういった
生活ができている今を感謝しないといけないなと思いました。
桜姉
2008/05/10 15:15
どうもゆらりゆらりと旅をし、ここへたどりつきました
ちゃぶかふぇというnet喫茶店りオーナーです
http://chabu15.blog61.fc2.com/
↑入り口↑
よろしくです

設定がかごいですね
ロシア語通訳者って・・・・
俺英語も通訳できるか?
パルコメ@ちゃぶだい
2008/05/10 19:56
あし@経由で遊びに来ました。
神戸・三ノ宮でのお昼ごはんを紹介しています。
よかったら、遊びに来てください。
よろしくお願いします。
http://lunchtime12.seesaa.net/
食いしん坊
2008/05/10 22:40
桜姉さま

コメントありがとうございます〜リンク&トラックバック、確認いただいてほっとしました(^O^;)A
また遊びにいかせてくださいね。

パルコメ@ちゃぶだいさま

書き込みありがとうございます。
まだまだ不勉強なので、net喫茶店というのがどういうものなのか、とんと見当がつきませんが……そのうちよらせてください。

食いしん坊さま

あし@経由できていただいたんですね〜、こちらこそ
よろしくお願いいたします。
神戸もすてきな港町ですよね……近いうち寄らせてください。
小むらさき
2008/05/10 23:26

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