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zoom RSS チームワークの真髄

<<   作成日時 : 2008/07/09 21:34   >>

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一匹狼のハードボイルドもいいけれど、たまには集団戦の
面白さもいいかな〜と思って紹介するのは『銀河おさわがせ
中隊』、著者はロバート・アスプリン。

とある士官が、宇宙軍(銀河系の正規軍ではありません……
野球でいったら二軍、でしょうか)の、しかもハミダシ部隊に
配属されます。ほぼ左遷状態で飛ばされてくるのですが、
その逆境を逆手に取る主人公がフール大尉。じつは、指折りの
武器製造会社の御曹司、つまり大変な大金持ちです。

その吹きだまり部隊のレンブラント中尉、アームストロング
中尉、ブランデー曹長、エスクリマ軍曹、といったやる気の
失せてしまっていた中間管理職を建て直し(なんと言っても
大企業の跡取り息子ですので、そうした管理はお手のもの)、
オメガ部隊、と呼ばれるその最弱部隊を変えていくのです。

フール大尉の褒めて育てる手法、といいますか、人心掌握術の
みごとさ、人の強み、美点、長所を見抜き、適材適所に配置
していく様子は、読んでいてわくわくします。彼のアイデアの
豊富さや、仕事へのエネルギーの傾け方はかなり圧倒的なほど
ですが、もしこんな上司がいて、部下の能力を本人より先に
抽出し、伸ばして達成感を味あわせてくれるようだったらな、
と考えてしまいます。

様々な個性の兵卒たち、例えばチョコレート・ハリー、スシ、
ドゥーワップ、マザーを初めとして人類とは別の種族の
ボルトロン人、シンシア人(どんな姿かは読んでのお楽しみ)
との掛け合いや、彼ら自身の成長も面白いですし、御曹司の
執事のビーカー(この物語の語り手)もいい味のおじさま
です。まったくもって前時代的なセリフですが、『士は己を
知る者のために死す』なんて言葉を思い出したりなんかして。

作中では、ポータブレインというおおよそ新書ほどの大きさ
の小型コンピュータは銀河系に10台ほどしか無く、値段は
1つが会社1社分に相当するそうですが、それをフール大尉
は自分と執事用に各1台ずつ持っているとか……でも最近、
PCなみの携帯が発売されるそうで、時代が小説に追いついて
来たみたいです。ちなみにこれは、18年ほど前の小説です。
技術の進歩とは、おそろしいほど速いものです……。







銀河おさわがせ中隊 (ハヤカワ文庫SF)
早川書房
ロバート アスプリン

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ほんと、小説よりも事実の方のメカが追い越してしまってますね!
全然レベルが違いますが、深夜に『宇宙戦艦ヤマト』を放送していたのをたまたま見てて、古代君達が操縦しているヤマトのコックピットのメカを見てたら、自分の机の上にあるパソコンの方がよっぽどすごいメカだったりして・・・
これじゃ〜宇宙には飛べないだろう!と思ったりしました(笑)
同じように、月面着陸したアポロも、やっぱり、宇宙には行けないだろうこれじゃーと思えて成りませんが・・・(汗)
スイマセン、話題が全くずれちゃいました。
にぽぽ
2008/07/10 23:02
びっくりしますよね〜、小説の、作家の
想像の賜物だったはずのものが、いつの
まにか形をなして、デザインも様々に
店頭に並ぶんですもの!
ホント、昔懐かしのアニメとかにでてくる
コンピュータが、今のスパコン?!とかに
思えますよ〜(*^o^;)A。
昔のSFの空想の産物が、現代にどれだけ
具体化されているか、読み比べ(?)して
見たい気もします(笑)。
小むらさき
2008/07/11 21:23

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