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<<   作成日時 : 2008/09/24 21:33   >>

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うろ覚えですが、チャールズ皇太子が来日した際、ご自分のことを
世界で二番目に古い職業の者、とおっしゃったんだとか。最古の
職業、といえば言わずと知れたアレですが、この本『シモネッタ
のデカメロン ーイタリア的恋愛のススメー 』の著者である、
田丸公美子の仕事も、かなり旧い部類に入ります。すなわち、
通訳です(ちなみに、同じくらい古い他の生業としては、傭兵と
収税吏だとか)。

著者はイタリア語通訳ですが、良き友、ロシア語通訳の米原万里氏
より、シモネッタ、の綽名をたてまつられたとか。この一見
イタリア風の名前をよ〜く見てみると、シモネッタ、すなわち
下ネタ、ということで、男女の秘め事に関するネタをいかにも
言葉のプロらしく、当意即妙に会話の中に挿し挟む術に長けていた
ゆえの命名だそうです。

本書も、通訳者としての経験から得た男と女のさまざまな情景を
たっぷりと紹介してくれています。女と見れば口説かずにいられない
(というかそれが礼儀?!)のイタリア人との追いつ追われつの
仕事ぶり、また国際交流の上で、さきの世界最古の職業の女性たち
が東西で果たしている貢献度、などなど、読んでいて世界が広がる
こと請け合いです。

ただ、胸が詰まりそうになるのは、お互いに、言語は違えどその
通訳者としての力量を認め合った米原さんとの最後の交流の場面です。
さすがは、と思わせる丁々発止の言葉のやりとりが見られる対談も、
その後の米原さんのことを思うとなんだかページを繰る手も遅くなり
がちです。

しかし、たとえどちらかが先に旅立つことになったとしても、この
ように互いに切磋琢磨しながら仲良くつきあっていける友人がいる
というのは本当に羨ましい限りです。私自身は、嫉妬にかられて
身動き取れなくなりそうな自分が見えるようで怖いのですが……。

何となくパワーがなくなって来てしまったなぁ、と思うときに、
自分自身に喝を入れ、背中をシャンと伸ばしてくれそうな本です。




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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
先日はコメントありがとうございました。
色々な本読まれているのですね〜。
もふ子はもっぱら小説(日本の)専門です。

カメラ、キャノンなんですね。
形がもふ子が買ったのと似てます
(〃ω〃) ポッ
もふ子
2008/09/25 10:55
こちらこそ、コメントありがとう
ございました。いろいろな本、と
言いますか、広く浅くを地でいった
ようなブログです。良かったら
また寄ってやってくださいませ。

カメラは今のところもっぱら撫で
回されているばかりです(^o^;;)。
何を撮ろうかと迷い中です。
小むらさき
2008/09/25 21:24

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