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zoom RSS 不思議四畳半

<<   作成日時 : 2008/09/03 22:19   >>

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運命的(?)な出会いをした森見登美彦の本を見つけたので、早速
買ってみました。タイトルは『四畳半神話大系』です。

今時の大学生が四畳半の部屋を借りるものなのか、ちょっと意外
だったのですが、『太陽の塔』と同じく、こちらの主人公も部屋に
コンパクトにおさまりかえって、無為に過ごしてしまった大学の
2年間を思い返しているのです。

……が、何とも不思議なことに、主人公は「私」で、しかも彼の
悪友「小津」、想いを寄せている「明石」さん、仙人のような、
浴衣をまとった「樋口」、酒豪で美女の歯科衛生士「羽貫」さん
等々、出てくる登場人物は同じなのに、微妙に舞台が違いました。
違う要素として最も大きなのが、「私」が大学の中で選んだ
サークルなのです。

1話目が映画サークル「みそぎ」、2話目に「私」が所属し(後で
抜けました。1話から4話まで全て共通して、いったん所属した
ところから、「私」は身を引いています)た(?)のは「弟子求ム」
との胡乱な集まりで、3話目がソフトボールサークル「ほんわか」
(実はアヤシゲな宗教サークル)、最後の4話目は秘密機関
〈福猫飯店〉です。それぞれの話で、似たような場面、似たような
やりとりがあるにもかかわらず、どこか少しずつがずれている……
何がどうずれていくのか、それを確かめるべく読もうとしていた
ため、うっかり斜め読みもできやしません。作者のワザ(?)に
はまったナ、などと思いつつ、最後まで読んで、この不思議な空間
世界の全貌が見えるようになっているのです。

あちこちにちりばめられた名セリフあり、繰り返される物言いに
何となく懐かしさを感じたりで、話のスジも文章そのものも、噛み
締めて読んで二度おいしい、そんな風味の小説です。



四畳半神話大系
太田出版
森見 登美彦
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今は書店にあふれてい ...
おもしろいんだけども ...
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