姐さんの本棚

アクセスカウンタ

zoom RSS 江戸から会津へ

<<   作成日時 : 2008/09/20 22:33   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

以前、これを原作とした漫画について書きましたが、今回は、その
原作について書きたいと思います。著者は山田風太郎、本の
タイトルは『柳生忍法帖』……とりあえず上巻です。

原作本の方では、堀一族が会津領主、加藤明成に刃を向けるまで
の経緯が詳しく説明され、さすがにこういったことは文字の方が
わかりやすいかな、と思いました。また、徳川時代が始まった頃
ですから、戦国の名残が少々あったのか、度し難い主人を見捨てる
ことはまだ許容のうちだったようです……本当に戦国の世であれば、
こうした行為は武士のそれこそ名誉であったようですが、天下
統一の形をなそうとしたころだっただけに、三代将軍家光も、
明成の執拗な堀一族の征伐を止められなかった、という背景が
よくわかりました。

この上巻では、悪鬼のごとき会津七本槍の内の四人、すなわち
大道寺鉄斎、平賀孫兵衛、具足丈之進、鷲ノ巣廉助までが打ち
取られていきます。見事に本懐を遂げる堀一族の女たちの顔が、
せがわまさきの凛々しい画で頭の中に浮かんで、これはこれで
なかなか楽しめました。そしてもちろん、柳生十兵衛も!

本当に、惚れ惚れするようなイイ漢です。どんなピンチに
陥ろうとも自棄になったり、絶望したりせず、厳しく堀の女たち
を指導しながらも、彼女たちの匂いたつような女らしさに
心中どぎまぎして反応したり、四十万石相手の難しいケンカで
あっても遊び心とユーモアを忘れず、どこかむちゃな少年ぽさを
併せ持つ……見ているこちらも勝手に頬がゆるみそう。

会津への道中は、十兵衛先生にとっては女難の旅ですが、敵地に
入ってからの活躍は、下巻にて!!





柳生忍法帖〈上〉 (角川文庫)
角川書店
山田 風太郎
ユーザレビュー:
人間くさい柳生十兵衛 ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
江戸から会津へ 姐さんの本棚/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる