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zoom RSS 決戦の地会津

<<   作成日時 : 2008/10/06 21:21   >>

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『柳生忍法帖』の下巻を読み終わりました。勧善懲悪と分かっては
いるものの、二転三転のドンデン返しに十兵衛先生の、ひいては
堀一族の女たちの命運はいかに!と手に汗握ってしまう物語でした。

二手に分かれて会津入りしたものの、お千絵とお笛はいったん江戸に
戻ります。芦名衆の頭目、芦名銅伯の瓜二つの南光坊天海僧正にその
訳を聞くためです。一方、会津に残った十兵衛、さくら、お鳥、お圭、
お品、お沙和は、沢庵禅師と銅伯の息詰まるような心理戦に突入して
いきます。
おとねという加藤明成の毒牙にかかった娘も仲間に加わって、城の
外からそして中から、会津藩四十万石に揺さぶりをかけていくのです。
彼女たちばかりではなく、非道な領主に娘を奪われた農民たちの、
静かなる抵抗もひたひたとせまり、思わず肩に力を込めながら
読んでしまいました。

とうとう、最後に残った漆戸虹七郎を成敗して、七人の女たちは
復讐を遂げます。男子禁制の東慶寺を荒し回った咎によって、明成に
配流を申し渡しにわざわざ江戸からやって来た千姫に、柳生一門の
高弟たち、そして十兵衛先生の怖〜い親父どの、即ち柳生但馬守と、
役者が全員そろって大団円です。堀の女たちのその後の身の振り方
を言ってしまっては楽しみがなくなってしまうでしょうからここでは
伏せておきます(笑)。

……それにしても柳生十兵衛、敵でも惚れるいい男です。剣も強し、
心根の芯も頸し、信ずるところはぐらつかず、窮地に陥っても冗談と
余裕を忘れない。昔だからこそ棲息できた漢なのでしょうか?
ハラハラどきどきしたくなったら、可憐で健気な女たちの姿を見たく
なったら、そしてお茶目かつカッコいい侠の活躍に胸躍らせたい気分
の時は、柳生忍法帖、おススメです。



柳生忍法帖〈下〉 (角川文庫)
角川書店
山田 風太郎
ユーザレビュー:
上巻以上に窮地の連続 ...
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
今まさに、会津に反応してしまうにぽぽです(笑)
柳生十兵衛の時代は、会津の藩祖保科正之のとき!(ああオタク)ぜひどんな舞台にえがかれているのか、呼んでみたいですな〜(^^
にぽぽ
2008/10/07 20:56
……うふ。実はにぽぽさんの反応を
狙ってたりして(^=^)\
この小説の中での一件が落着して、
加藤明成が放逐され、名君保科正之
が藩主となるわけでございます♪
ぜひぜひ読んでみてください〜!!
小むらさき
2008/10/08 21:11

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