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zoom RSS いづれの道にも

<<   作成日時 : 2008/12/24 22:12   >>

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これほどミスマッチなタイトルがあろうか、とびっくりしな
がらおそるおそる読んだのが『武士道シックスティーン』、
作者は誉田 哲也です。

対照的な女子高生二人がそれぞれの視点から語っているの
ですが、いや、とにかくまぶしい!
今時こんな単語を使ってしゃべる女の子がいたのか、と思い
ながらも、その力強さと荒削りなひたむきさでぐいぐいと
こちらを引き込む磯山香織と、おっとりとしておおらかで、
磯山さんの勝ち気さに疲れたときに癒してくれる西荻早苗
の二人が主人公となっています。

こんな二人がそれぞれの真剣さでもって取組んでいるのが
剣道の世界です。市民大会や高校の県大会などなど、活躍の
場はいろいろですが、二人が、少しずつですが成長していく
姿が本当に余計なことを挟む余地もないほどすがすがしい
のです。

私はどちらかというと宮本武蔵に心酔し、自らを「兵法者」
と位置づけて、次は必ず勝って(斬って)やる、と息巻く
磯山さんのほうに肩入れしたくなってしまいます。多分、
彼女がそうした自分をむき出しにできるということ自体に、
私自身がそうできないからこそ憧れているのでしょう。
あの真剣さと自分が剣道を続けているわけを見いだせたとき
の喜びには、一緒になって嬉しくなり、鼻のおくがツンと
してしまいました。

西荻さんののんきな面に磯山びいきの私としては歯痒さを
感じたりもしましたが、彼女の心の広さや温かさには、
ありがとう、と言いたくなってしまいます。
そして本当に、あなたたち二人はかけがえのない好敵手で、
切磋琢磨していってね、と声をかけたくなりました。

この小説で、一つ新しい言葉を覚えました。磯山さんが時折
思い出したように持ち出してくる「いづれの道にもわかれを
かなしまず」。何かのときに思い起こしたいと思います。



武士道シックスティーン
文藝春秋
誉田 哲也

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