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zoom RSS 時代劇ガール

<<   作成日時 : 2009/06/01 21:45   >>

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世の中いろいろな職業があるとは思いますが、これはさすが
にキツそう、と思ったもののどんどん読み進めてしまい
ました。加藤実秋著、『モップガール』です。

ヒロインの長谷川桃子は、グローバルに自分を試す、という
ことで初心者歓迎・高給優遇と銘打った、クリーニング
サービス会社宝船に就職しました。ところが少数精鋭もいい
ところで、犬マニアの社長、売れない若手俳優の大河内重男、
頭の先からつま先までギャルとしかいいようのない未樹、
遅刻魔で無愛想、とりえは外見だけの大友翔、これだけの
メンバーで清掃会社を操業しているのです。

しかもこの会社が請け負う仕事というのは、ワケありなもの
が大半で、割りといい仕事をするものですから、その手の
依頼が引きもきりません。……つまり、殺人事件があった
部屋とか、住人が自殺したとか失踪したとかいう問題のある
所で、実際はじめに桃子ちゃんが連れられて行った先も、
血痕やら何やらで大変な事態になっていました。

不思議なことに、こうした事件現場の後始末をしていると、
彼女は体に変調をきたすのです。難聴のはずの左耳だけに
音が聞こえるとか、また別の仕事先ではいつも同じにおいを
嗅いでいるとか、何を食べても赤いきつねの味がするとか。
しかしそれは、その事件を解きほぐす手がかりでもあり、
無事解決すると平常に戻るのです。

ところで桃子ちゃん、二十二歳と若いのにも関わらず大の
時代劇好き(笑)。好きなタイプは着物に丁髷が似合いそう
な人で、理想の男性は銭形平次の大川橋蔵さんだとか。
ここぞと言う時のBGMはそのテーマソングだというのだから
筋金入りです。『鬼平犯科帖』、『影の軍団』、『水戸黄門』
等々、思わず親しみを感じてしまうものばかり。
私の永遠の憧れといえば、やはり『鬼平犯科帖』のお頭、
長谷川平蔵さまですね。酸いも甘いも噛み分けた、頼りに
なる人情家……こういう上司のもとで働いてみたいものです。
大滝の五郎蔵さんや粂八さん、伊佐次さんやおまささんの
ような優秀な密偵はむりでしょうから、お屋敷の侍女という
ことで(笑)。

この話の最後がちょっとゾクっとするだけに、私にとっては
時代劇ネタで楽しませてもらった、江戸と現代のミックス
風味の本でした。



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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ミステリーではありませんが、殺人現場や自殺した後片付けの清掃をする仕事と言えば角川から出ている漫画“デススゥイーパー”というのがあります。

文字道り血まみれの部屋とか、体が溶けた××とかなのですが、内容が内容なだけにかなり重いです。
これを読むと、人様に迷惑を掛けないように綺麗に死にたいと思います…。
花曜
2009/06/02 19:15
うっわ〜それは重そう……
文字だけならまだしも(?)
絵になって目の前に迫って
こられたら、読むとしたら
かなりの覚悟が要りそうです
ね(xox;;)。
やっぱり人間、最後まで
きちんと後始末をしてこそ、
人生を全うしたと言えるの
でしょう。
その時まで、いろいろ頑張ら
ねば!!

小むらさき
2009/06/03 22:09

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