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zoom RSS 祭りの宵には

<<   作成日時 : 2009/09/07 21:58   >>

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表紙のレトロな雰囲気に惹かれて手に取ってみたら、最近の
お気に入りの森見登美彦の作品だったものですから、あっと
いう間に読んでしまいました。タイトルは『宵山万華鏡』。

6つの短編(「宵山姉妹」「宵山金魚」「宵山劇場」
「宵山回廊」「宵山迷宮」「宵山万華鏡」)からなっている
のですが、これらが少しずつリンクしています。本の中だけ
でのかかわり合いの場合もあれば、以前に読んだ、たしか
『夜は短し、歩けよ乙女』だったかの学園祭の劇のセットを
つくった小長井くんや山田川さん、あと、どこで見かけたか
ちょっとど忘れしてしまった高薮さんが出てくる「宵山劇場」
もなかなか面白い。

……ただ、このお話の基調として流れているのは、京都の
祇園祭の宵山の間の不可思議でちょっと妖しげな時間と空間
です。この不思議の全体をとりしきっている(らしい)のが、
杵柄商会(骨董品屋さんだそうで)で働く乙川氏。あくまで
マイペースな彼は、その自然体さゆえにこの世と、どこかと
もしれない別世界とをつないでいる役目を果たしているので
しょう(おそらく)。藤田さんというご友人にははた迷惑
かもしれませんが(笑)。

お祭りというのは、退屈で平板な日常があってこそ輝き、
心を浮き立たせて、地に足がつかないような感覚をもたらす
特別なものになるんだ、と意識しておかないと、何かに取り
込まれてしまう。ちょっとヒンヤリするような感じの物語
でしたが、夏も過ぎ去ろうとするこの季節に、なんだか
ぴったりじゃないかしらん、と思えた一冊でした。




宵山万華鏡
集英社
森見 登美彦

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森見登美彦氏まあ、誰 ...
現時点での森見さんの ...
「お祭り」の魅力がみ ...
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