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<<   作成日時 : 2010/05/12 20:51   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

いつか誰しもが年を取り、(運が良ければ自分以外の誰かの
せいではなく)まっとうに寿命を終えるものですが、その時
までをどう過ごすのか、過ごせるのかは、その人次第という
のが面白くもあり、哀しくもあるものです。今回ご紹介した
いのは、コリン・ホルト・ソーヤーの『老人たちの生活と
推理』です。

ヒロインは、とてもそうは思えないけれど、80を超えて
なお元気なおばあさん、アンジェラ・ベンボウ…彼女の亡く
なった夫は提督で、それは妻を大事にするタイプだったとか。
そのせい(?)で彼女は非常に天真爛漫な振る舞いをするの
が習い性となりました。
サンディエゴに建つ「海の家のカムデン」という、終の住処
においても、それは遺憾なく発揮され、周囲の入居者たちを
ビビらせることになるのですが、それはさておき(笑)。

人間、年をとっても、あるいはだからこそでしょうか、群れ
で固まりたがるらしく、この老人ホームでのアンジェラの
仲良しは、キャレドニア・ウィンゲイト、ナン(ナンシー)
・チャーチ、ステラ・オースチンでした。それぞれが際立っ
た個性を持ち、(またしても?)年のせいかその個性という
のが強く打ち出されるようになっているのです。

もちろん、肉体的にはいろいろ衰えてくるでしょう……
アンジェラは別の入居者を、あの人はちょっと耳がいいから
って偉ぶってる、とすねてみたり、ナンはアルツハイマーの
夫であっても、自分のことを分かっていると思いたがって
いたりするように。また、同じことを何回も繰り返して言っ
たり、考え始めてから合理的な結論に達するまでが、若い頃
より苦労しなくてはならなかったり。死はここではそう珍し
いことでは無いはずなのですが、人為的なそれが起きて
しまった時、アンジェラが真相を見つけ出そう、と動き出す
のです。
ただ時間が過ぎていくだけの毎日から、好奇心に任せてちょこ
まかできることで、精一杯生きているという実感を得られる
日々に変化するのですから、これは誰にも止められません
(笑)。

パワフルなおばあさんの活躍が見物です。


老人たちの生活と推理 (創元推理文庫)
東京創元社
コリン・ホルト ソーヤー

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