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<<   作成日時 : 2010/11/01 21:37   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

最初に漫画を読んでしまったのですが、それで興味がわいた
ので、原作も読んでみました。作者は佐藤多佳子、タイトル
は『しゃべれどもしゃべれども』です。

今昔亭三つ葉こと外山(トヤマ)達也は、若き噺家(二つ目
だとか)で、古典落語に傾倒して今昔亭の師匠の門を叩き
ました。お茶の先生をしているおばあさんと二人暮らしで、
普段でも着物を着て生活する、という徹底ぶり。ある日、
従弟の綾丸良に頼み込まれました……「達ちゃん、話し方の
コーチになってよ」と。彼は吃音でもともと苦労していた上
に、アルバイト先のテニスコーチとしても、人間関係に苦し
んでいて、うまく言葉が出せなくなってしまっていたのです。

ふとした出会いやおばあさんからのつながりで、三つ葉の
落語教室(?!)が始まりました。メンツは従弟の良に、
十河五月という無愛想な娘、村林優という小生意気な小学生
と、解説がうまくできない元野球選手の湯河原太一、という
なんとも一見ばらばらな生徒たちでしたが。
それでもなんとか、「まんじゅうこわい」を練習台にして
声を出して話したり、表現したりして、少しずつ、本当に
少しずつですが、彼らは落語とお互いの存在になじんでいく
その様子が、なんともいじらしいというか、頑張れ、と応援
したくなってしまう感じで、心温まる思いがします。

最終的には、関西弁の村林と江戸風の十河の噺の東西対決、
という形での発表会を行うのですが、そこにいたるまでの
紆余曲折から目が離せず、一気に読み切ってしまいました。
達也の本業、落語での悩みや芸を磨く努力、浴衣で出かけた
ほおずき市でのやりとりや十河の不器用さ、村林のいじめに
対抗しようとする心意気と客気、良の優しさに湯河原の温か
い厳しさなどなど、思い出すとじーんときてしまうところが
たくさん(笑)。

さすがに文字ばかりの原作だけあって、落語の世界について
も知ることができ、アタマの中では漫画の絵で登場人物が
動いてくれて、二重、三重に楽しめました。





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