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<<   作成日時 : 2010/12/13 21:09   >>

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筋書きも分かっていますし、その結末のために見ているくせ
に毎年テレビの前でティッシュの箱をかかえて泣くワタシ…
…そう、この時期になると必ずどこかでやっている忠臣蔵に
まつわる本です。とはいっても、赤穂浪士側から書いたもの
ではなく、吉良サイドからの視点で書かれたお話で、作者は
清水義範、タイトルは『上野介の忠臣蔵』です。
ただ、筋金入りの(苦笑)赤穂びいきののワタシとしては、
たった一冊ばかり吉良視点のを読んだからといってそう簡単
に揺らぐものではありませんが、面白く読めた一冊でした。

中心となっているのは、吉良家随一の剣の遣い手、清水一学
です。
彼が吉良上野介(赤馬の殿様、と領国では呼ばれているとか)
に仕えた16才の時からあの討ち入りの夜までの流れが描かれ
ています。これまでワタシがあまり注意を払ってこなかった
(吉良家の家臣なので(笑))、新貝弥七郎や鳥居利右衛門
といった人物が新鮮でした。あの松の廊下の狼藉に至るまで
の浅野内匠頭と吉良上野介の心の動き、というか上野介の目
から見た内匠頭の印象(癇の強い田舎大名、など)も、さも
ありなん、といった感じだったのです。

歴史にifはない、といいますが、もしこの事件が無かったら…
…と思うと不思議な気持ちになります。十二月十四日のあの
討ち入りが無ければ300年経った今の日本人の(過去のも、
でしょうけれど)心をふるわす芝居や物語にはならなかった
でしょうが、独裁的な徳川綱吉の即日切腹の沙汰が無ければ、
赤穂藩の取りつぶしもなく、大石内蔵助をはじめ多くの家臣
も路頭に迷うこともなく、ひいては上野介の首が泉岳寺に
持っていかれることもなかったでしょう。

……そしてこの物語の中の、一学とお咲の恋も幸せに実って
いたかもしれません。


上野介の忠臣蔵
文藝春秋
清水 義範
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