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<<   作成日時 : 2011/04/04 21:51   >>

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もちろん詳しく読み出したらこれだけではとどまらないので
しょうけれど、全体を俯瞰して、ああこういうものだったの
ね、とクリアにしてくれたのがこの本です。作者は清水義範、
タイトルは『身もフタもない日本文学史』です。タイトル
からして、面白い(笑)!

ここでは、日本の小説の初め、ということでかの「源氏物語」
から話が始まっています。日本初のというよりも、もう世界
初の小説といっても過言ではないと思われます。筋立てがあ
り、叙事詩とは一味異なり、しかも五十四帖という長さ……
成立がおよそ西暦1008年というはるか昔にすでに日本に
はこういう物語が成立していたですから、たいしたものです。
作者の古典観、というのもなるほど、と納得できます。たと
え全部読んでいなくても、それを素地として持っているとい
うこと(苦笑)。

「源氏物語」が出たからには当然「枕草子」の説明もあるわ
けで、エッセイというのは自慢話だ、とのこと(笑)。セン
スの良さがキラリと光る(なるほど清少納言の”物づくし”
などは自分の好みを単に並べ立てているように見えて、その
ウィットで人をうならせていますし)文章を、権力の枠外に
いる人たちが書いているのです……方丈記しかり、徒然草も
しかり。

学校の授業ではひたすら暗記のみにこれ務めた「自然主義派」
とか「白樺派」とか「私小説」なんていう単語も、これを読
むと、なぜかすんなり頭に入ってくるような気がするから不
思議なものです。
鴎外の後に続くものは無かったけれど、漱石には弟子がたく
さんいてその後の小説の流れを形作っていったのが、もう
記憶の底の底を掘り返してみて再認識できました。
現代に至るまでの様々な作家についても、その特徴が明確に
理解できる一冊です。


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