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<<   作成日時 : 2011/06/13 20:54   >>

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人間界と異形のものの世界との境界に立つ、カラクリ荘を舞
台にした小説の第3弾、『カラクリ荘の異人たち3 〜帰り
花と忘れ音の時〜』をご紹介します。作者は霜島ケイです。

年末となって、太一はやや落ち着かない気分でいました。や
はり正月は実家で過ごさなくてはならないのか、と気が滅入
っていたのです。彼にとっては、あの重苦しい雰囲気の家族
のもとへと帰るのは、この居心地のいいカラクリ荘に比べる
と苦痛に他ならないのでした。
住人のミヨシ、古都子遠江見などはそれぞれ都合があって年
末をここで過ごす、という話になったので、じゃあ僕も、と
安心していたところ、思いもよらぬ人物から指摘されてしま
いました……「それは逃げてるだけだよ」と。いい人、とし
てしか認識していなかったレンのその言葉に太一は傷つき、
また自分でも理解できない感情に突き動かされて、とうとう
ケンカになってしまうのです。
とはいえ、二人ともそうした他人との激しい感情のぶつけ合
いに慣れていないため、お露さんがタイミングよく邪魔して
くれてしまったのですが(苦笑)。

この巻で太一が、新しいお母さんの鈴子さんが贈ってくれた、
とてつもなく固くて甘いクッキーと、采奈がひたすら「軍手
だ」と言い張る手袋のプレゼントに、誰かの思い、というの
を感じられるほどに成長してきたのが微笑ましい(笑)。
溶けてしまった雪女に憑依されて、太一の身体の中で同居す
ることになった彼女の助けもあるんでしょうけれど、だんだ
んと人間社会の機微というかを学びはじめ、かつ心の傷を治
し始めた少年の成長をじっくり眺められたような気がする一
冊でした。

あ、タカハシさんの正体も判明します。決して枯れ尾花では
ありませんので、お楽しみに(笑)。


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