姐さんの本棚

アクセスカウンタ

zoom RSS 天女の湯屋

<<   作成日時 : 2011/08/15 20:24   >>

ガッツ(がんばれ!) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

昔も今も避難所での生活がいかに大変だったか、ということ
をまざまざと思い知らされる一作でした。諸田玲子の『天女
湯 おれん これがはじまり』をご紹介したいと思います。

火事とケンカは江戸の花といいますが、神田から広まった
大火事で湯屋をいとなんでいたおれんも、その養父利左衛門
も、長屋の住人達もみな焼けだされてしまいました。杵七と
いう少年と一緒に、増上寺まで逃げ延びたおれんでしたが、
利左衛門をはじめ、親しい人が何人か帰らぬ人となったこと
を知ります。
幕府が建ててくれたお救い小屋(=避難所)でしたが、やは
り皆の自分の家に帰りたい、という気持ちが強いのは言うま
でもありません。
日がたつにつれ、気持ちも荒んできてしまうのですが、それ
に追い打ちをかけるように、亡くなった長屋の大家の権利を
買った男が、もとの場所に長屋は作らず、坊主や商店などに
土地を貸し出して儲けようとしているということが発覚しま
した。

そんな中、おれんは亡き養父の湯屋を守ろうと、あちこちに
掛け合ってどうにか再開しようとしていました。お救い小屋
の治安の悪さ、風紀の乱れにつけこんだ小悪党に間違えられ
た権六や、役者崩れの弥助、元盗人の与平とその女房で元遊
女のおくめなど、頼もしい味方や仲間が集まってくるのは、
天女と呼ばれる彼女の人徳のなせる技でしょうか。

肩を寄せ合って何とかして生きていこうとする人々、病気の
子供や怪我をおった亭主のために身を売ってお銭をつくった
女房など、数百年経っているはずの現代のニュースにもあり
そうな感じで、何とも切ないような気持ちになります。
初恋の人と死に別れてしまったおれんですが、湯屋の女将と
して生きていく姿に、ワタシもしっかりしなくては、と気持
ちを新たにさせられました。


amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 天女湯おれん これがはじまり (100周年書き下ろし) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



↓脛に傷持つ身の強さ
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
ガッツ(がんばれ!)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
天女の湯屋 姐さんの本棚/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる