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zoom RSS 姫達の失敗

<<   作成日時 : 2011/10/31 20:28   >>

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図書館から借りて初めて読んでみましたが、なかなか言い得
て妙というか、こう現実をあからさまに見せつけられると夢
を見るいとまもないというか……いえ、もう夢などみている
状況でも気分でもないのですが(苦笑)。
作者はゴマブッ子、タイトルは『しくじり姫』です。ゲイの
コラムニスト、ブロガーというこの作者の肩書きは伊達じゃ
ないわ〜、と感心しきりでございます。

詩織はバリバリと働くキャリアウーマン(編集者)ですが、
同棲中のユウジという物書きの彼がなかなか結婚に踏み切っ
てくれないので少々苛つき、また落ち込んでもいました。そ
んなとき、医者の男を捕まえてさっさと結婚したアサコと、
後輩のビン底眼鏡でポチャっとした体型の優子と青山のオシ
ャレなお店で飲み会、ということになったのです。
いろいろな話をする中で、詩織はアサコの精神や生活に余裕
のあるような言動を聞かされてモヤモヤした気分が拭えませ
ん。「アンタ、自分の幸せを見せびらかしにきたんじゃない
の?!」と内心思っているのですが、アサコのこれまでの振
る舞いを、昔の童話のお姫さまに当てはめていると、現在の
彼女ががっちり握っている幸せの掴み方が見えてくるような
気がしていたのです。例えば、「桃太郎」、「シンデレラ」、
「鶴の恩返し」、「うさぎとカメ」などなど。
ワタシはアサコのようにはなれそうにもないので、どちらか
といえば詩織サイドで(まぁ、彼女が語り手のせいでしょう
けれど)感情移入して読んでしまいますが、アサコはアサコ
で、夫の浮気に悩まされている割には姑から子作りをせかさ
れたり、門限10時で自由になる経済力もなければ、掃除洗
濯という肉体的重労働を課せられている現実に幻滅していた
のです。

読み進めるうちにこの二人の女はお互いに嘘くさい友情に気
づいて、それを結び直してともあれ目下のところ手打ち、と
収まるのですが、ワタシが一番応援したい登場人物は後輩の
優子です。
まだまだ発展途上な彼女は、これから努力して、自分に言い
訳せずに仕事の能力や身なりを向上させていくことでしょう。
……それにしても、この手の話で詩織やアサコの立場になる
男の登場人物なんて、まったく、全然、少しも思い浮かばな
いのは、ワタシの想像力の貧困さだけではない気がするのは
気のせいでしょうか(笑)。
また、「カラクリ荘」シリーズの太一と采奈のカップルは微
笑ましく見守れる気がするのに、あまりにも生々しいような
この女達の恋愛模様からは腐臭しか漂ってこない……とは、
言い過ぎでしょうかね(苦笑)。

自分を奮い立たせたい時に読むのにちょうど良い一冊ではな
いかと思われます。


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ゴマブッ子

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