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<<   作成日時 : 2012/02/09 20:55   >>

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図書館でふと目に着いたのを借りてみました。シリーズ物の
ようなので、これから楽しめる予感と共にご紹介したいと
思います。作者は佐伯泰英、タイトルは『吉原裏同心(一)
流離』です。

豊後国岡藩の馬廻役、神守幹次郎は、納戸役の藤村の妻と
なった幼なじみの「姉さま」こと汀女を奪って藩を抜けまし
た。汀女は借金の形として貰われていったようなもので、随
分と年の離れた藤村に暴力をふるわれたりもしたのです。
出雲から摂津、大阪から加賀、仙台、水戸を経て甲府、小田
原と追っ手を撒きながら江戸に入った頃には、十年余の時が
過ぎていました。
追っ手の中に、彼女の弟信一郎(幼いころから知っていて幹
次郎にとっても弟のような存在でした)が無理矢理加えられ
たと知った二人は、何とか彼を救い出そうとするのですが、
追っ手の肥後貫平に斬られてしまいました。信一郎と共に殺
されてしまった吉原の遊女が縁で、幹次郎と汀女は吉原の会
所の名主、四郎兵衛の手足、耳目となってこの地に落ち着く
ことになるのです。

汀女は俳句を能くし、またその筆跡も美しいということで、
遊女達にいろはを教え、幹次郎は表向きは口入れ屋から仕事
を貰って川浚いなどをしていることになっているのですが、
実は有名無実で役に立たなくなった町奉行所の役人のかわり
に、吉原の治安、警備を裏から支えるようになりました。

此処を舞台に様々なドラマが展開していくわけなのですが、
とにかくワタシはこの二人の醸し出す仲睦まじい雰囲気に
うっとりです♡ 逃避行中でも俳句を心の支えとして加賀の
千代女について語る汀女や、一途に汀女を思って剣を振るい、
彼女を大事にしている幹次郎がとても素敵に見えます。特に
お互いをいまだに「姉さま」「幹どの」と呼び合っていると
ころなど、なぜか現代を舞台とした恋人同士の会話よりぐっ
とくるのが不思議でなりません。


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