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zoom RSS いろは歌

<<   作成日時 : 2012/03/15 20:33   >>

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がっぷり四つにこの本に取り組ませていただきました。柳瀬
尚紀による、『日本語は天才である』をご紹介したいと思い
ます。いかに日本語という言語が奥が深く、また懐も深く、
変幻自在、融通無碍、臨機応変に翻訳者を助けてくれる存在
であるかを、これまた希有の日本語の使い手である著者が解
説してくれるのですが、読むこちらはフンドシを締め直して
かからないと、そのあまりの情報量の多さに溺れてしまいそ
うになります。
いえもっとも、これは読み手のこちら側の器量によるものな
のですが(苦笑)。

まずは根室出身という著者の日本語体験から始まって、アイ
ルランドの作家ジェイムス・ジョイスの「ユリシーズ」、
「フィネガンズ・ウェイク」を訳した際の工夫した点、また
ロアルド・ダールの小説を読んだ女の子からの読者カードか
ら得たルビというものの貴重さなど、あっというまに日本語
についての新たな面を見せてくれるのには、目から鱗の連続
でした。
また、ひらがなを一回ずつ使った「いろは歌」(「色は匂へ
ど……」の歌)が何種類もあること、英語のアルファベット
26文字では文字を重複させないとできないことなどを知る
と、日本語という言語の不可思議さ、興味深さを改めて認識
させられます。
 
この本を読んで、大胆にも「フィネガンズ・ウェイク」を読
んでみたい、という気分になりましたが、訳文自体をかみ砕
き、ワタシの脳にまで染み込ませて理解するためには、こち
らの日本語力も多分に増強しなければ、という予感がありま
す(苦笑)。
でも、よくよく考えてみれば、母語も分からない者が外国語
で書かれた小説を手に取ってみたところで枕にでもなれば上
等でしょうから、まずはしっかり柳瀬訳のそれを自分の語彙
と読解力をフル稼働させて読み、アタマの体操をしようと思
いました。

何だか、武者震いが出そうな小説を紹介してもらったような
気持ちで一杯です(苦笑)。


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