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zoom RSS 桜の道行

<<   作成日時 : 2012/05/28 23:06   >>

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久しぶりに時代小説を読みました。「吉原裏同心」シリーズ
の第5巻め『初花』、作者は佐伯泰英です。

汀女の熱心な弟子の一人であった、逢染(あいぞめ)が、謂
れのない疑いを受けて、縊死してしまいました。哀れな遊女
を思って打ちひしがれている姉さまをみている幹次郎がなん
とも可愛らしくて、ワタシはそちらの方に目が行ってしまい
ますが、それはともかく(笑)。
粗相をした、と辱められた逢染でしたが、まったくそんな事
実はなく、実は金目当てに客にはめられたのでした。よくよ
く調べていくとこれは一種のあくどいやり口のようで、同じ
手口で死に追いやられた女郎衆が他にもいたとのこと。吉原
を仕切る四郎兵衛会所としてはこの事態を収束すべく、番方
の仙右衛門を初め若衆頭の長吉、金次が奔り回り、そして裏
同心たる幹次郎が居合いを揮って悪を斬っていくのです。

今巻、吉原は桜の季節ということで、遊客も多く日本堤の道
を上ってきていますが、幹次郎と汀女の周りにも(すなわち、
読者のワタシたちにも)新しい顔が増えてきました(笑)。

岡藩にいた少年のころ、やはり同じ長屋で暮らしていた甚吉
が藩財政逼迫の折から、足軽のつとめを解かれて幹次郎たち
を頼ってきたり、とある一膳飯屋で知り合った「身代わりの
佐吉」という二つ名の、ちょっと影のある遊び人風の男(な
かなか頼りになるヤツと判明(笑)。きっとこれからも多く
登場するのでは、と思います)、それと汀女も頼りにしてい
る、四郎兵衛の娘で茶屋「山口巴屋」の采配を振るう女将の
玉藻、そして第3巻の『見番』で初代頭となった小吉爺など。

いくつかの話が連なって織りなされていた巻でしたが、とあ
る伎楼の文使いとして生きてきた正五郎とその娘おふねの話
が心を打ちます。
持ちなれない大金は身を滅ぼす、と悟っているおふねや、可
愛い娘に残してやりたいと思いつつも、出来心で盗んでしま
った六十五両もの大金を結局は渡さなかった正五郎の二人に、
人間としての品性を見た、と思いました。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんわ〜

観月ありささん主演の吉原炎上をみてから吉原と聞くと何だか複雑な気分になってしまう、私…といいつつ面白そうな本ですねo(><)o

明日、図書館行けたら探してみよ〜!

時代小説って歴史の勉強にもなるから一石二鳥!?
りんごレッド
2012/06/02 19:09
>りんごレッドさん

あぁ確かに、吉原というとある種の
イメージを持つものだとは思います…
が、このシリーズは結構面白いです
から(笑)、ぜひ読んでみて下さい
ませw
1巻から順番にね^^w

時代小説で、単なる教科書の文言が
面白く思えてきますからおトクだと
思いますよ〜♪
小むらさき
2012/06/02 23:21

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