思春期真っ盛りの女の子が主人公の可愛らしいお話をご紹介 したいと思います。作者はサラ・ムリノフスキ、タイトルは 『魔女とほうきの正しい使い方』です。 レイチェル・ウェインスタインは高校一年生……学校の中の いわゆるAリストグループに入りたくて仕方がありません。 具体的にどういうリストなのかと言いますと、「イケてる」 「カッコいい」「◯◯ができる」(この◯◯の中には様々な 技能が入ると彼女は思っているわけです……オタクっぽい教 科ではなくて(苦笑))ということで、皆から目立つ生徒の こと。そのためには何でもする、と思っていた矢先にお母さ んから即刻帰宅命令の電話がかかってきました。 妹が、魔女の能力を発現した、というものだったのです。 ワタシは初め、このコが「なぜ妹だけなのよ?! ママも魔 女なのに、なぜ自分も魔女じゃないの?」ともっと怒ったり 嘆いたりするんじゃないか、と思っていましたがさにあらず (笑)。アメリカの若い子はポジティブというか切り替えが 早いというか、あっさり(という風に見えました)視点を変 え、いかにこの妹を利用して自分を人気者にさせたり、父親 の再婚話(新しい義母になる女は、裏表の激しい女のようで すし)を邪魔させるか、ということに力を注がせようとする のですからたくましい。 この強さ、少し分けて欲しいくらいです。 しかし、人気者になろうとして綱渡りを続けた結果は、余り 甘美なものとはいえませんでした……が、レイチェルの憎め なさというのは、読んでいてついつい応援したくなること、 間違いありません。 誰しも、友だちグループにどう入るか、あるいは誰をなんと なくはじいていくか、などとしたことにほろ苦い思い出の一 つや二つ、きっとあるでしょうから。 少々話はずれると思いますが、どうせダンスを必修化するな ら、このアメリカの高校のように、徹底して選挙や競争をし て身につけさせるものにすればいいのに、と思います。 社交ダンスのステップでも、日本舞踊でも、阿波踊りでも、 フラメンコ、アイリッシュダンス、ベリーダンスでも何でも、 きちんと形になるものを身体にしみ込ませれば良いのに、と 思うのです。 ↓プロム♪ ![]() にほんブログ村 |
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りんごレッド 2012/05/08 22:06 |
>りんごレッドさん |
小むらさき 2012/05/10 20:35 |
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