姐さんの本棚

アクセスカウンタ

zoom RSS 内弟子

<<   作成日時 : 2012/06/04 22:14   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

図書館で面白いのを見つけましたので、ご紹介したいと思い
ます。作者は田中啓文、タイトルは『笑酔亭梅寿謎解噺』、
漢字ばかりですとちょっと取っ付きにくいとみられてはソン
ですので(苦笑)、無粋を承知であえてふりがなをふります
と、しょうすいていばいじゅなぞときばなし、となります。

高校からも追い出された不良少年が、教師に首根っこを掴ま
れてやってきたのが笑酔亭梅寿という落語家の家でした。
ここに内弟子として放り込まれたのですが、まぁそこは理不
尽なスパルタ教育の現場のようなところで(苦笑)、師匠の
酒癖は悪いわ、すぐに手が出てくるわ、おまけにそこの家の
次男はさんざん世話になった警察の(元)少年課の刑事だっ
たのですから、星祭竜二にとってはあまり居心地の良い所と
は言えなかったのです。

ところが、彼には(周囲の人にはそれと分かるのですが、彼
自身にはまったく自覚されない)落語の才能の他に、謎解き
の才能もあったようで、師匠について回っていろいろな経験
を積むうちに、それが芸の礎にもなりそうな感じなのがまた
楽しみです。
まだまだ駆け出しのひよっこで、古典をしっかり学ぶ必要が
あることはあるのですが、自分の笑いを創ってみたい、とい
う竜二のひたむきさや熱意にはグッと来るものがあると思い
ます。

「たちきり線香」、「らくだ」、「時うどん」、「平林」、
「住吉駕篭」……といった関西の落語を題材にした(そして
竜二が梅春姉さんに稽古を付けてもらったりもする)噺にち
なんで、師匠が解決したフリをしながら日常の謎を解いてい
く、という短編集ですので、気楽に読めることでしょう。
また、ワタシもこれを機会に落語に興味がなんとなく湧いて
きましたので、元ネタの噺を誰かが話しているのを聞いてみ
たい気がしてきました。ただ、惜しむらくは、ワタシは関西
ネイティブではないので、おそらく関西弁で話されているで
あろうその噺のニュアンスというかが掴みきれないであろう
ことなのですが、小説の中で竜二が悟ったように、喜六さん
や清八さん、源兵衛さんたちといった落語の登場人物が織り
なす、少々うっとうしいかもしれませんが、情のある暮らし
の世界にひたってみたい、と思うのです。


笑酔亭梅寿謎解噺
集英社
田中 啓文
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 笑酔亭梅寿謎解噺 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



↓梅駆=バイク
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
内弟子 姐さんの本棚/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる