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zoom RSS 赤毛一房

<<   作成日時 : 2013/01/07 22:22   >>

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古代アイルランドを舞台としたミステリをご紹介したいと思
います。作者はピーター・トレメイン、タイトルは『修道女
フィデルマの洞察』、最初はちょっと取っ付きにくいかのよ
うに思われるかも知れませんが、読んでいくうちに、噛めば
噛むほど味が出る、といった趣となる一冊です。

五編の短編からなっているのですが、どれも最終的には明敏
なる修道女フィデルマの快刀乱麻を断つがごとき活躍が見ら
れるので、どれが一番、とは決められません。「毒殺への誘
い」、「まどろみのなかの殺人」、「名馬の死」、「奇蹟ゆ
えの死」、「晩祷の毒人参」です。彼女は弁護士(しかも、
かなりの高位の、です……王族とも対等に話せるくらいの立
場なのです)ということもあってか、頼まれて法律家として
の助言を与えに行くのでやたらにあちこち旅をしています。
おかげで、アイルランドの王国の名前を、その都度せっせと
頭に詰め込みながら、背景を理解するのに苦労してしまうの
ですが、それはこちらの都合ですから、彼女に文句は言えま
せん(笑)。
唯一、自宅(といっていいかどうか、彼女が属する聖ブリジ
ッド修道院)での事件を解決するのが「晩祷の毒人参」の一
編です。

このシリーズを読む時は、とにかく舞台となる時代と、国々
と、その政治形態やら王族の世襲のシステムやらをまずアタ
マに叩き込んでからの方が(笑)後々楽しめること請け合い
です。
ワタシのように、巻末の用語の説明用ページ(すなわち訳註)
に指を挟んで「ブレホン法」とか「ドーリィー」とかをいち
いち見ながらではリズムがノってきずらいと思われます。
とはいっても、もちろん、じっくり読んでも楽しめますし、
この用語の面倒くささのために「フィデルマシリーズ」を諦
めてしまうのはもったいなさ過ぎます。

ちょっと水戸黄門的要素(彼女をただの修道女だと侮る者達
が、高位の弁護士としって慌てふためく様など)が含まれて
いるのも、ワタシにとってこのシリーズがお気に入りの所以
なのです(笑)。


修道女フィデルマの洞察 (修道女フィデルマ短編集) (創元推理文庫)
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