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<<   作成日時 : 2013/03/18 21:28   >>

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「あなたの頭を悩ます謎を、カラッと解決いたします」が
キャッチフレーズの探偵事務所の第2弾の短編集です。
作者は乾くるみ、タイトルは『カラット探偵事務所の事件簿
2』です。一般的なイメージとしては短編集ですから、どこ
から読んでも楽しめるはずですが(もちろん、この作品もそ
うではあるのですが)、一巻目の最終話と、この巻の最後の
話とがリンクしていて、あっと思わず声を上げたくなります
(笑)。

「小麦色の誘惑」、「昇降機の密室」、「車は急に……」、
「幻の深海生物」、「山師の風景画」、「一子相伝の味」、
「つきまとう男」の7編ですが、どれも日常の謎解きですの
で、血なまぐさいシーンが苦手な方でも、謎解きのあの頭脳
的爽快感を味わいたい向きにはピッタリです。……まぁ、ワ
タシはミステリーいうジャンルに入る物でしたらなんでもイ
ケるクチですが(笑)。

この7編のうちで、一番どんでん返しというかの鮮やかさが
決まっているのはやはり最後の「つきまとう男」でしょう。
語り手はこの事務所の助手、もと新聞記者の井上なのですが、
この人の真の姿は、前巻の最後の話を読んでいない方には分
からないので若干推理小説の定石と言うか、オキテ破りな感
も否めませんが、それでもやはり、「なるほど!」と唸らざ
るをえません。この探偵事務所が入居している雑居ビルのテ
ナントの一つには飲食店があって、平たく言えばパブなので
すが、そこのホステスが持ち込んだ事件を所長の古谷謙三が
解いていくというお話なのですが、どうやら謎解きの真の目
的が見えてないのは、ご本人のようなのです(苦笑)。

井上の書きっぷりが控えめすぎるせいか、あるいは自身の好
みのハードボイルド調で余計な情報となる部分を削ぎ落とし
たのか、古谷の描写について淡々としすぎているのがちょっ
とズルイ、と思うのは読者の我がままかもしれません。
ともあれ気楽に読んで、スッキリした気分になれる推理小説
であることには違いありません。


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2012-07-17
乾 くるみ

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