姐さんの本棚

アクセスカウンタ

zoom RSS 市松人形

<<   作成日時 : 2013/07/07 20:36   >>

かわいい ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

後になってから心に染み入る小説を読みましたので、ご紹介
したいと思います。作者は梨木香歩、タイトルは『りかさん』
です。単細胞に出来上がっているワタシは、これを読んだ後
お人形の洋服を縫いたい、なんて柄にもないことを思ってみ
たりしてしまいました(苦笑)。

ようこは友達の登美子ちゃんの家のお雛祭りに招待されてい
ました。登美子ちゃんの家というのはこの当りでは栄えた家
だったらしく、様々な雛人形を所蔵していたのです。そんな
時節、ようこはおばあちゃんい聞かれたのでした……「お雛
祭り、何が欲しい?」と。
ようこが迷わず応えたのは、「リカちゃん人形」でした。
えぇ、おそらくは女の子は一度は手に取ったり、見聞きした
ことがあるであろう、あのお人形です。かくいうワタシも、
リカちゃんのお友達のお人形さんとともに持っていた覚えが
あります(笑)。

ところが、おばあちゃんが贈ってくれたのは「りか」違いの
お人形でした。その名も「りかさん」という市松人形です。
市松人形というと、ワタシの貧弱なイメージの中では何だか
ちょっと不気味というか、ホラー映画や小説の中に出てきそ
うで怖かったのですが、「りかさん」はその愚かしさを吹き
飛ばしてくれる存在でした。持ち主となった女の子の心の友
となり、相談相手ともなり、他の人形達の気持ちを教えてく
れる世にも珍しいお人形だったのです。

ようこはりかさんを通じて、様々な体験をして行くのですが、
それによって彼女の心が成長したり、物事に納得して行く様
子が読んでいて微笑ましく、こちらの気持ちも澄んでいくよ
うな気がしてなりません。実を言うと、二、三度読み直して
から、あぁこういうことだったのね、としっかり味わえた一
冊でした。

この本は、二部構成となっていて、もう一つのお話では大き
くなって染色家となった蓉子に会えます。これもまたじわり
と何かを考えさせてくれるお話です。


りかさん (新潮文庫)
新潮社
梨木 香歩

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by りかさん (新潮文庫) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



↓アクを透かして
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
かわいい

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
市松人形 姐さんの本棚/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる