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<<   作成日時 : 2013/07/15 21:07   >>

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それほどおどろおどろしくもない密室ものを読みましたので、
ご紹介したいと思います。作者は最近お気に入りの東川篤哉、
タイトルは『館島』です。図書館から借りてきて、あっとい
う間に読み切ってしまいました。

実を言うと、「○◯館」と名前のついたようなお屋敷が舞台
となっているミステリは、あまり得意ではないのです……な
ぜかというと、文中に挿絵のように家屋の展開図というか、
設計図が載っていても、ワタシはどうも三次元のイメージを
脳内で再現するのが苦手で、かつこれまでの住環境からして
も広い空間というのが想像できないから(苦笑)。
この本も、ご多分にもれず、「何回の何号室のドアを開けて
もその角度からは……」といった感じの描写は無意識のうち
にスルーしてしまったような気がします。

しかし、この作者独特のユーモアのある語り口に引かれて、
読み終わった時に楽しい気持ちのままいられたのがとても嬉
しい一冊でした。「密室もの」によくある、(自然条件に阻
まれる、などして)警察が到着するまでに時間がかかり、そ
の間真犯人を含むであろう容疑者達と同じ所にいなくてはな
らない、という緊迫感のあるパターンはしっかり踏襲されて
いましたが、落ち着いた気持ちで(苦笑)登場人物と一緒に
謎解きをしながら待てた、というのもポイントが高いです。

主人公はやや大雑把かつ運だけは良い(苦笑)、岡山県警の
若手刑事、相馬隆行君と、舞台となる瀬戸内海の小島(「館
島」)にある、故・十文字和臣という建築家の立てた家に住
むその未亡人の姪っ子の小早川沙樹の二人です。
彼女の職業は私立探偵で、サングラスの似合うスタイルの良
い美人。彼らの軽妙なやり取りに、重苦しくなりがちなシチ
ュエーションがちょっとした冒険でもしているような気分に
なれます。

あっと驚く建物の秘密が、瀬戸内海という得意な地形の条件
ゆえに生きてくるミステリです。謎がほぐれていくたびに、
スケールの大きさに目を見張るお話でした。


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東川 篤哉

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