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zoom RSS 貫通銃創

<<   作成日時 : 2015/07/05 22:28   >>

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図書館でせっせと本を借りるようになって知った作家さんな
のですが、安定して面白く読めるので、最近よく手に取るよ
うになってしまいました。作者は今野敏、タイトルは『歌舞
伎町特別診療所 38口径の告発』です。倒叙物の小説ですの
で、悪玉は最初に明らかになっているため、ある種の安心感
を持ってあっという間に読み切ってしまいました。

新宿は歌舞伎町の雑居ビル2階にある梨田診療所の医師、犬
養和正の下には、色々な患者がやってきます。日本人の年寄
りはいうまでもなく、ヤクザ者から中国マフィアまで……診
療代をきちんと払ってもらえるかは運次第なのが気の毒です
が(この点ブラック・ジャックとは正反対だな〜、としみじ
み(笑)。彼はまず先に治療費請求をしますもんね)、腕の
いい外科医なのです。
ある日そろそろ帰宅しようかとしていた時、銃で撃たれたと
みられる怪我人を担ぎ込んできた中国人の一団が来ました。
大腿部を怪我しており、重傷であったため、なんと彼は自分
の血を輸血してやるのです。医者の鑑というものです。

どうにか応急処置を施した日とその翌日、犬養は奇妙な訪問
者を迎えました。最初は、以前診てやって以来なんとなく良
い関係が築けているヤクザ者の赤城(ちなみに彼が所属して
いた団体はもはや無くなってしまい、一匹狼状態なんだとか。
そういう場合もあるんだ、と妙に感心してしまいました)、
次に汚職警官の金森、最後に捜査課の松崎とその部下のペア、
という3組でした。
不審に思った犬養は、警察関係者にはとりあえず真実の半分
しか言わず、事態を何とか自分なりのやり方で処理していこ
う、と頑張る姿がいっそ清々しいほどです。

彼の息子、翔一(9歳。そうとは思えないほど大人びていま
すが)との会話が、裏社会に近いところにいるという緊張感
をほぐし、かつ社会にきちんと留まっていようとする原動力
になっています。
小生意気な息子なんですが、なぜかワタシには可愛く見えて
なりません(笑)。ヘンに子供らしくないところがかえって
ツボなのです。


38口径の告発: 歌舞伎町特別診療所 (徳間文庫)
徳間書店
2014-05-02
今野 敏

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