みんな幸せに

今日はクリスマスイブ、ということで、きっと空のどこかで
トナカイを駆って夜空をめぐっているじいさま達がいること
でしょう。しかし、世の中機会均等(?)、何事も柔軟性を
もって良しとすべきですので、お爺さんばかりとは限らない
のです。
詳しくは、東野圭吾作、『サンタのおばさん』をご覧くだ
ませ。

フィンランドのとある小さな村にて、今年もサンタ総会が
開かれました。世界中から集まったサンタ達、すなわち
オセアニア・サンタ、カナダ・サンタ、イタリア・サンタ、
日本サンタ、イギリス・サンタ、フランス・サンタ……と
12人のサンタ達が集まっていました。大きな議題は、
引退する会長、アメリカ・サンタの後任をどうするかという
ことです。

いえ、会長後任自体は、副会長のオランダ・サンタにすん
なり決まってこれはこれで良かったのですが、さて、問題は
アメリカ・サンタは誰にするのか?ということ。
そして、当のアメリカ・サンタが自分の後任者に、と連れて
来たのは……なんと、ジェシカというちょっと小太りの
可愛らしい女性でした!

サンタに女性がなって良いものか、と論争が巻き起こります。
イメージがくずれる、と心配するサンタもいれば、規則で
ひげがなければ、と言うサンタもいたり、父性の象徴の最後
の砦だ、と頑張るサンタもいたりで喧々囂々。
しかし、ジェシカのサンタさんに怒った顔は似合わない、と
言われてみな気づくのです。
誰かを大切に思うということに、姿や形は関係ないと。

子供達は無事新しくアメリカ・サンタになったジェシカに
プレゼントを配ってもらい、ジェシカと、ジェシカの息子の
トミーにも、幸せが訪れました。それは何かは、読んでみて
からのお楽しみ(笑)。

時代が変わって、子供達に何を贈ろうか、サンタの悩みは
尽きないかもしれませんが、結局のところ、温かい気持ちを
もたらしてくれるような何かであれば素晴らしいプレゼントに
なるのでは、と思わせてくれる本でした。




サンタのおばさん
文藝春秋
東野 圭吾

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サンタクロースの国際 ...
絵本みたいですねこれ ...
東野圭吾氏らしいショ ...
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この記事へのコメント

アーミー
2009年12月27日 14:23
クリスマスにはピッタリの本ですね。東野圭吾の新刊ですか?うちには今年はサンタさんは・・ヘンなサンタがきました。(^_^;)
小むらさき
2009年12月28日 18:47
視点が変わった切り口の作品で、
なかなか面白かったですよ~。
それほど新作、というわけでは無い
と思います。
童話に近い感じで、挿絵がとても
可愛いです。毎年クリスマスが
巡ってくる時に思い出して読むの
にいいかもしれません(^o^)b

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