画家と庭師とカンパーニュ

その日はなぜか心がささくれだっていたような気がしていた
のですが、この映画を観終わってから、すっかりそんなこと
を忘れてしまっていました。『画家と庭師とカンパーニュ』
をご紹介したいと思います。めっきり涙腺のもろくなったワ
タシは、つくづく映画館で観なくて良かったと、心底思うく
らい泣けてしまいました(苦笑)。

妻と別居中の画家は、生まれ故郷の田舎に帰って来ました。
両親のものだった家はだいぶあちこちガタがきていて、しか
も庭も草ぼうぼう。そこで彼は庭師を募集したのですが、応
じて来たのは、かつて学校で共に悪戯をして遊んだ幼馴染み
でした。
二人はあの頃に帰ったかのように、お互いにあだ名で呼び合
うのです……画家は庭師を「庭」と、庭師は画家を「キャン
バス」と。

本業の絵の方も、妻や娘との関係も上手くいかない画家でし
たが、庭師と時間を過ごすうち、少しずつ彼は変わってきま
した。50代ぐらい(にワタシには見えました)のオジサン
二人が、色々な話をしているだけ(?)のはずなのに、なぜ
か胸に沁みいるものがあるのです。

健康に気をつけるべくコーヒーではなく紅茶を水や紅茶を飲
む、という庭師のために画家がティーバッグを買ってきた場
面や、村の住民のお葬式という厳粛な場で、必死に思い出し
笑いをこらえる画家と庭師がまるで昔の悪戯小僧のようだっ
た場面、家庭菜園(「ポタジェ」というんだそうですが、そ
れがフランス語だとこの映画を観て初めて知りました)で作
業する二人の場面を眺めて穏やかな気持ちになれました。
2時間近い映画がとても濃いものに感じられます。

再び自分自身を取り戻した画家の絵を、ワタシも自分の(整
理整頓した)部屋に飾ってみたい、なんて思いに駆られまし
た。


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