バグダッド・カフェ

何だか不思議な2時間を過ごしました。これからどうなって
いくのかは分からないけれど、登場人物の未来の時間はゆっ
たりと流れていくんじゃないか、そんな気がしてなりません。
『バグダッド・カフェ』を見ましたのでご紹介したいと思い
ます。ストーリーがあるようでないような、いえ、単にワタ
シが感じられていないだけでしょうけれど、とにかくこのカ
フェに行ってひと時過ごして、自分自身のオアシスにしたい
と思われます。

夫とケンカしてラスベガスに行く途中のモハヴェ砂漠のど真
ん中で車を降りてしまったヤスミンは、ガソリンスタンド兼
モーテル兼カフェに一夜の宿を求めました。
荒んだカフェの女主人のブレンダも、何か満たされないよう
な気持ちを抱えたまま苛ついた毎日を送り、亭主をたたき出
したところだったのです。
最初はブレンダの目には、ヤスミンがうろんな女に思えてな
らなかったのが、事務所の掃除をしてくれたり、ブレンダの
子供達と関わるヤスミンと接するうち、だんだんと心を開い
て行きます。
ヤスミンの方も、画家だったコックス氏のモデルになったり、
マジックを見せてブレンダのカフェを繁盛させたりと、自ら
の殻を破っていくことを覚えていっている様子が何だか微笑
ましいような、そして愛おしいような気持ちになってくるの
が我ながら不思議でなりません。
しかも、こういっては身もフタもないかもしれませんが、ヤ
スミンにしてもブレンダにしても、もうそれほど若いとは言
いがたい年で……なんていう目で見てしまうワタシ自身の方
が何かに縛られているような気がします(苦笑)。

まぁ、とにかく、さっぱりする掃除の力は偉大だった、と改
めて認識もして、現実世界に帰ってまいりました。
自分自身では手が届きにくい心のある一部分を、ちょっと洗
ってくれたように思える一本です。


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