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zoom RSS 喰うか喰われるか

<<   作成日時 : 2008/06/02 22:32   >>

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自分ができないことだからこそ、小説の主人公が
それをやってくれるのを読むことで、すかっ、とした
気分を味わえる……そういう職業の最たるものがこれ
なのでは、と思っております。いえ少なくとも、その
一つなのでは、と思っているのです。

彼女の名前はクララ・リンカー。表の顔はアルコールも
出すちょっと小じゃれた店のオーナーですが、裏の顔は、
殺し屋。用心深く、周到で、緻密な計画を立て、はずし
ようのない至近距離から確実に相手をしとめられる、
凄腕です。

そしてこのピカレスク小説『餌食』の2トップの片割れが、
クララに恋しい男の妻殺しを依頼した、こちらも必ず無罪を
勝ち取るという凄腕弁護士のカーメル・ローン。

様々な目撃者や、裏の組織の思惑が絡み合い、物語は
二転三転を繰り返しながらどんどん進んでいきます。イキの
いい女二人の行動にひやひやさせられながらも、こちらは
ストーリーを追って行かずにはいられません。ちょうど、
『テルマ&ルイーズ』をもっと過激にしたような感じで
しょうか。

互いに相手をアブないと思いつつ、奇妙な友情を育てた
ふたりは、警察の手が伸びてくるのを食い止めるため、
カーメルとクララの仲介を行った麻薬の売人から、殺しを
依頼した時のカーメルのビデオという重大な証拠物件を奪い
返そうと、ロロ・ダキアというその売人を拷問にかけます。
(ちなみに、このシーンに身近な憎たらしいあん畜生や、
癪に障るコン畜生の顔をコラージュするとなお効果的。
おためしあれ。)

このロロを皮切りに、死体が量産されていき、最終的には
……おっと。お楽しみを奪ってはいけませんね(^-^;;)。

ともあれ、クララは警察の追っ手を逃れ(この追っ手の
ダベンポートもなかなか味のある人物です)、国外へと
逃亡しました。作者のジョン・サンドフォードが、また
続きを書いてくれないかな〜、と期待してしまうような
作品です。




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