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zoom RSS 偵察し隊

<<   作成日時 : 2008/09/01 22:05   >>

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あのユルさ加減がなんとも心地よかったことが印象に残っている
映画の原作です。タイトルは、『かもめ食堂』、著者は群ようこ。

フィンランドはヘルシンキの街にある、こぢんまりした食堂……
『かもめ食堂』。謎の東洋人の女の子(!?)が切り盛りする
ここを舞台に、いろいろな人々がやってきては、ちょっとした
ドラマが織りなされていく物語です。

私から見たらものすごい行動力と勇気と運に恵まれているサチエ
さんが、昔、武道家の父の教え子だったフィンランド人にちなみ、
かの地で食堂をやっていこう、と準備を整えて出発します。
(このお父さんとの別れのシーンが、淡々としているようで
奥深さを感じてしまいます……ものを言わないがゆえに返って
いろいろな想いが詰まっていそうで。おにぎりがポイント!)

最初のうち、人々は遠巻きに眺めているだけで、なかなか入って
来ようとはしませんでした。例外は一人だけ。日本オタクの
トンミ・ヒルトネンくん(後に、ミドリさんが豚身昼斗念、と
命名(笑))。近所の人は、『かもめ食堂』ではなく、サチエ
さんが小柄なもので、『こども食堂』と呼んでいるのです。
メニューはソフトドリンクにフィンランド料理、多少のお酒に
和食と、おにぎり(やや不評。あまり頼んでくるお客はいません)。

トンミくんのガッチャマン好きが引き寄せたミドリさん、
空港に荷物が届かなくて、着たきり雀になってしまったマサコさん、
と、従業員も増えました。かつての『こども食堂』偵察隊がお客に
なって、店は忙しくなったのです。夫に逃げられて落ち込んでいた
リーサさんも、食堂に顔を出してシナモンロールに舌鼓を打てる
ほどになりました。 こう忙しくなると、ちょっと妙な輩に
目を付けられるようになってしまって……。

登場人物たちのの何気ない一日や言葉や仕草は、なんだかとても
楽しんでそれぞれの時間を充実して過ごしているように私には
見えるのです。かもめ食堂のお客になって、この本を読んでいる
内はコーヒーとシナモンロールを齧りながら、読み終わって一息
ついたら、おにぎりでしっかり食事したくなってしまいそうな、
そんなお話です。





かもめ食堂 (幻冬舎文庫 む 2-12)
幻冬舎
群 ようこ

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