姐さんの本棚

アクセスカウンタ

zoom RSS 絵物語

<<   作成日時 : 2008/11/10 22:00   >>

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 2

日本語の美しさはもちろんなのですが、この本の挿絵にも
魅かれて紹介したいと思います。著者は北村 薫、挿絵は
謡口 早苗、タイトルは『語り女たち』です。

もともとこの作者の推理小説がとても好きだったのですが、
最近はご無沙汰していたところを、書店で見かけてぱらぱら
めくってみたら、まずはその挿絵に目を奪われてしまい
ました。紺なら紺色、臙脂色なら臙脂色一色の濃淡で描かれ
た(もちろん、輪郭の線などは黒も有りますが)景色や
ガラス瓶や女の子の絵などがとても美しかったのです。

本編はというと、17の短編からなっています。病気がち
で世間から身を引いた一人の男のところに、誰かに語りたい
何らかの話を抱えた女がやってきて、自分の話したいことを
話していく……という、ただそれだけのシンプルな構造ですが、
一つ一つの話を読んでいる間は、まるで別世界に飛べる
ような感じなのです。

また、じっくりと、時をかけて一文一文を読むごとにその
喩えの的確さや日本語の醸し出す奥深さなどが、噛み締める
ように味わえる物語群でした。この作者の、そこが余りにも
上から目線でイヤだ、と思われる人もいるかもしれませんが、
読むこちら側も感性を研ぎすませて、文章の奥に何を示唆して
いるのかを手探りでも、時間がかかってもいいから、掴み
取れるような読者になれるよう、要求されている気が
するのです。
……もっとも、これは私の勘ぐりかもしれませんが(苦笑)。

千夜一夜とまではいかないものの、寝る前に一編ずつ読んで、
眠りの中にふさわしい夢の舞台を提供してくれる本だと思い
ました。




ユーザレビュー:
現代版千夜一夜物語? ...
不思議小説 2004 ...
珠玉17編の短編集。 ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ



〜よろしくおねがいいたします〜
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
挿絵って、結構印象を決めてしまうものですよね。
やっぱり視覚から情報ってあなどれない!

短編集って、ベッドサイドの照明で読むの向いてる気がします!

(*^-゚)⌒☆ポチっと★
にぽぽ
2008/11/11 21:16
そうですよね〜、長編で続きが
気になって眠れなくなるのも
困りものですし、かといって
何もしないでただ寝るのも
つまらない気もしますし(^o^)b

ぽちっとありがとうございます!
小むらさき
2008/11/12 21:11

コメントする help

ニックネーム
本 文
絵物語 姐さんの本棚/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる