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zoom RSS 若旦那と妖たち(3)

<<   作成日時 : 2009/05/18 21:32   >>

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久しぶりに時代小説に戻ってまいりました。「しゃばけ」
シリーズの第三弾、タイトルは『ねこのばば』、作者は
畠中 恵です。

なぜか今回、若旦那が非常に元気になっているお話から始ま
っています(笑)。兄やの佐助や仁吉が不思議がって、
かかりつけの源信先生を呼ぼうとするのもご愛嬌。不思議と
いえば、つぶれかけた店から拾って来た金次という奉公人も、
大店の長崎屋だけあって不自由なく食べさせてもらっている
にもかかわらず、なぜか骨と皮ばかりなのに、若旦那は
くびをひねっていたのです。
その金次のもとの奉公先の娘が、何者かに殺されてしまい、
またぞろ若旦那は妖たちを走らせて、ことの真相を探るの
ですが、出て来た下手人の言い草ときたら、背中に冷水を
かけさせられるようなものでした……この第1話の「茶巾
しぼり」をはじめとして、「花かんざし」、「ねこのばば」、
「産土」、「たまやたまや」など、五編からなる短編集です
が、今回はどれをとっても、人生のペーソスを感じさせる
ものが多かったように思われます。

とくに「たまやたまや」では、若旦那の幼なじみ、栄吉の
妹のおはるが、とうとうお嫁に行くことになりました。
自身の妹のようにしか思えなかったおはるですが、若旦那は
彼女をただ見送ることしかできず、嬉しいようなやるせない
ような気分を味わいます。おはるさんに遅れること一歩、
いえ、半歩ぐらいで、二人とも少し年を重ねたのが見えた
ような気がして切ないお話でした。

このなかで、ちょっと明るめのトーンの「ねこのばば」に
救われたような気がします。あだっぽい猫又のおしろ姐さん
がいい味です。



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新潮社
畠中 恵
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コメント(4件)

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小むらさきさん。こんばんは。今回はしゃばけシリーズなんですね。私もこれは畠中恵さんの作品の中でも大好きな一冊です。気楽に読めますよね。つい先日、『アイスクリン強し』を読みました。これは、明治時代のおはなし。これもなかなかおもしろい。私は、勝手にシリーズになるかもと期待しているのですよ。
アーミー
2009/05/20 21:10
こんばんは〜。
アーミーさんも畠中恵さん
お好きですか♪
若旦那とその仲間たちの
かけあいというか、甘やかし
っぷりがなんとも微笑ましい
ですよね。
『アイスクリン強し』は
初めて知りました。今度
探してみたいと思います!
小むらさき
2009/05/20 21:31
追伸。
私の誤解だったらすみません。
念のため、『アイスクリン強し』はしゃばけシリーズとは別のシリーズになります。
明治初めの洋菓子やの若旦那が主人公の、やっぱりふんわりとしたやさしい作風の小説です。一度、読んでみてくださいね。
アーミー
2009/05/22 19:45
アーミーさん、お知らせ
いただいてどうもありがとう
ございます!

明治初めの洋菓子店という
と、舞台は横浜辺りで
しょうか……?! 
いろいろ想像がふくらんで、
とても楽しみです。
探してみますね〜b(^o^)/
小むらさき
2009/05/22 22:54

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