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zoom RSS 踊る殿様

<<   作成日時 : 2009/08/31 19:53   >>

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図書館の棚に戻って来ていたのを見つけて、ひったくるよう
に借りて来てしまいました(笑)。『のぼうの城』、作者は
和田 竜です。

時は戦国、太閤豊臣秀吉の命により、関東を統べる北条家の
城を落としにやって来たのは、あの「三杯の茶」で有名な
石田三成でした。彼は、攻めるべき城の主、成田氏長がすで
豊臣側に寝返っていることを知りません。勝利の味を味合わ
せてやろう、という秀吉のいわば親心の上で踊っているのに
気がついていないのです。

いっぽう、氏長の従弟にあたる「のぼう様」……武術はもと
より、趣味であるはずの農作業ですらうまくできない、ほぼ
能無し(!)の「でくのぼう」である成田長親は、迫り来る
敵を前に、城代に(彼の父の遺言ではそうしないように、
とのことだったけれども)なりました。ところがこの、
「でく」をはずして一応「様」と敬ってもらっているのぼう
様には、心強い味方がいたのです。

正木丹波守……成田家一の家老で、槍の名手。
柴崎和泉守……巨漢の武将。でも妻には弱い子沢山。
酒巻靱負 ……自称戦の天才。でも今回が初陣の若者。

そしてなにやかやと「のぼう様」の世話を焼くはめになる
城内外の百姓達。彼らが全て一丸となって、数倍の兵力に
対抗していく様は、次から次へとページを繰る手が止まらな
いほどです。

水攻めでこう着状態となり、暗い気分と大量の水をしりぞけ
るきっかけとなったのが、のぼう様のなんとも長閑な田楽舞
でした。滑稽な身振りに腰つき、敵の鉛玉を誘ってみせる、
という悪人になった彼の深謀遠慮には、当時を生きた人々の
誇りとエネルギーが満ちているようです。だからこそ、
甲斐姫も、たへえも、かぞうも、武将達も、彼に魅きつけ
られてやまないのでしょう。

時代の波に飲み込まれ、あるいは消えていくという運命が同
じであっても、どうせ仕えるなら私ものぼう様の側で戦って
みたいものだと思います。


のぼうの城
小学館
和田 竜

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ひったくる様に借りられたのですね(笑)
運命の出会い、気持ちわかります(*^-^)
爽快感のある話ですよね。映画化楽しみです。

今この作家の2作目『忍びの国』を読んでます。
敵味方関係がちょっと複雑なので頭整理するのが大変でもあります。

余談ですが11月に出る『戦国無双3』に甲斐姫が出るので、忍城戦があると思います。
やりたいんですけどwii本体がありません(*´Д`)=з
花曜
2009/08/31 23:34
最近江戸時代の本ばかり読んでいて、頭の中が随分かたよってしまった感じです。
戦国時代と江戸時代の端境期、読み出したらはまってしまいそうな予感がします
(^^;
応援( v^-゜)σ★
にぽぽ
2009/09/01 21:09
>花曜さん

ええ、そうなんです、もうかっさ
らって来てしまいました(笑)。
映画化されたらぜひ見に行きたいです。
誰がのぼう様を演じるのでしょうか
……楽しみですねぇ♪

私はゲームは"Civilization"というのを
むか〜しやったことがあるだけなので
よく分からないのですが、甲斐姫が
出てくるのでしたら、ちょっと覗いて
見たい気がします。

『忍びの国』を読み終わられたら、
感想教えてくださいね〜〜!
小むらさき
2009/09/02 21:43
>にぽぽさん

はまりますよ〜これは(^^)b!!
現代のどの辺りか、という説明も
あったりしますから、気が向いたら
お散歩されてみてもイイかもしれ
ません。

坂東武者の心意気にホレます(笑)。
ちなみに私のお気に入りは柴崎
和泉守(=^o^=)p。
この小説の中の石田三成はワタシ
にはちょっとピュアすぎるというか、
青臭すぎる、というか(^^;)でした
が、のぼう様との攻防はそれなりに
息を詰めて読んでしまいました。

応援多謝です!
小むらさき
2009/09/02 21:51

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