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zoom RSS 境界上にて

<<   作成日時 : 2010/09/27 20:58   >>

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異世界とこちらの世界をつなぐ境界線上に建つ旅館兼下宿に、
とある高校生が入居することになりました。そのシチュエー
ションはちょっと香月日輪の「妖怪アパート」シリーズに
似ているかもしれません(笑)タイトルは『カラクリ荘の
異人たち 〜もしくは賽河原町奇譚〜』、作者は霜島ケイ
です。

阿川太一は、家の都合で父やの同級生が大家をしていると
いうアパートに一人暮らしをすることになりました……父親
が再婚したものの、どうも家の中は不協和音で満ちていて、
気詰まりな雰囲気となっていたからです。この引っ越しは、
ワタシにはその父親のエゴにしか見えないのですが、でも
かえって、太一の精神に取っては「家族」とやらと離れて
暮らす方が良かったのかもしれません。
少々、心の持ちようが頑になってしまった少年ですので、逃
げ場、というか自分自身が心地よくしていられる場所が必要
だったのだと思います。

新居となったカラクリ荘は、飄々とした、あまり働いている
ようには見えない大家と、ちょっと強面ですが中身は結構
いいヤツのミヨシ、植物と話が出来るレン、木工職人の
古都子、そして拝金主義者の国家公務員十遠見に、家事を
切り盛りしてくれるお露さん、付喪のアカネちゃんに、最初
は姿を見せてくれなかったタカハシさんなど、個性的かつ
不思議な面々の住処となっております。
なぜそう個性的な連中ばかり集まるのか……それはここが、
人間と異世界の生き物たち、たとえば太一が初めてカラクリ
荘に行った時に道案内をしてくれた狢やカラスのような妖怪
たちの世界との境界線(栓?!(笑))の役割を果たしてい
るからなのです。

住み始めた賽河原町の夏祭りに、本来はただ遊びにいくだけ
のつもりだった太一でしたが、大家の泣き落としにあって、
彼らの仕事の手伝いをすることになります。お盆の風習や
様々な伝承などが渾然一体となった、面白い小説でした。


カラクリ荘の異人たち?もしくは賽河原町奇談? (GA文庫 し 3-1)
ソフトバンククリエイティブ
霜島 ケイ

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内 容 ニックネーム/日時
 仕事をしている人が出来ない事が仕事をしていない私に出来る訳がない。
デンデン
2010/09/27 21:00

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