姐さんの本棚

アクセスカウンタ

zoom RSS ギャップ

<<   作成日時 : 2010/10/28 21:17   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 0

とても繊細かつ自由なものをモチーフにした、ミステリを
読みました。作者は坂木司、タイトルは『和菓子のアン』
です。

一瞬、「赤毛のアン」?とか思ったことはさておき(笑)、
どんなミステリか、といいますと、とあるデパ地下の和菓子
店を舞台にしたお話です。主人公は梅本杏子(きょうこ)
さん、18歳……ちょっとぽっちゃりした感じの可愛らしい
女の子なのですが、当人にしてみればやや太めなのを意識
しているらしく、クリスマスなどに独りなのを嘆いていたり
もします。

彼女は、進学しようかどうしようかと悩んでいました……
特にものすごく勉強が好きとかいうわけでもなく、ただ何と
なく大学に行って費用をかけてもらいたいとも思っていない
日を過ごしていたのですが、自分がお菓子好きなことを
活かして、デパートの地下にある「みつ屋」のアルバイト
店員になったのでした。
そこの店は、椿さんというショートヘアのカッコいい感じの
女性店長と、てきぱきした頼れる先輩アルバイトの女子大生
の桜井さん、そして杏子さんの最も苦手とするタイプの男性、
すなわち自分よりも細身で都会的な、スタイリッシュな感じ
の若い男性で切り回されていたのです。

この小説を読んでいるうちに和菓子の世界の奥深さや、最近
は失われつつある季節感、また茶道についてや、はては古典
文学(源氏物語など)へと連なっていく広がりを考えること
ができました。日本には、こんなお菓子の歴史や、意味や、
遊び心があったのだなぁ、と改めて知りました。勿論、美味
しく食べて楽しむだけでもそれはそれでいいものです(笑)。

この記事のタイトルの「ギャップ」、というのは、椿さん、
桜井さん、立花さんが見た目と中身の差がそれぞれ大きくて
やはり人間話してみないと分からないものだ、ということを
再認識した次第です。……ところで、このお話のヒロインは、
作者の別の作品(「切れない糸」)に出てくるパートのおば
さんの娘さんだ、と気づいて、なぜかとても嬉しくなって
しまいました。別の世界と少しずつ繋がっているのを見つけ
るのも、面白いものです。




和菓子のアン
光文社
坂木 司

ユーザレビュー:
今作も期待通り今度の ...
デパ地下和菓子売り場 ...
和菓子は芸術作品です ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 和菓子のアン の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



↓季節の和菓子を食べたくなりました
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 3
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス
かわいい

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ギャップ 姐さんの本棚/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる