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<<   作成日時 : 2011/11/17 21:01   >>

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架空の地方都市を舞台にした安楽椅子型探偵の短編小説集で
す。それぞれの謎が解けていくときの頭をくすぐられるよう
な感覚がオツな味でございます。作者は乾くるみ、タイトル
は『カラット探偵事務所の事件簿1』……シリーズ化するの
かも、と思って良いのでしょうか。

主人公兼語り手の井上は元新聞記者でしたが、激務がたたっ
て身体を壊し、仕事を辞めざるをえなくなってしまいました。
そんな折、高校の同級生かつ推理小説好きということで仲の
良かった古田謙三に誘われて、探偵事務所で働くことになり
ました。しかし、同じ推理モノ好きとはいえ、少々その方向
性が違っていて、井上の方はチャンドラーに代表されるよう
なハードボイルド系、古田の方は、何でも読んだ乱読派なの
ですが、「探偵が皆を集めてさてと言い」といったような謎
解きメインのものが好きだったのです。事務所を立ち上げる
にあたっても、古田は不倫調査などといった下世話(?笑)
なものは扱わず謎を解くんだ、とのたまっては井上を呆れさ
せるのですけれども、そこはそれ小説の不思議というべきか、
口コミや人脈で、彼好みの事件がやってくるのがまた面白い
のです。

「卵消失事件」、「三本の矢」、「兎の暗号」、「別荘写真
事件」、「怪文書事件」、「三つの時計」の6話からなって
おり、この本の語り手自身のちょっとした(?!)秘密も最
後の最後になって明かされるという全体が凝った構成になっ
ていて、二重、三重に楽しめると思います。中でもワタシが
気に入っているのは「三本の矢」です。ほのぼのとした読後
感がおススメなのです。

どの話も死体が転がったりしているわけではないので、凄惨
なシーンが苦手な方も大丈夫(笑)。また、大都会でなくと
もいろいろな事件や謎に世の中は満ちているもんだ、と気づ
かせてくれる一冊でもあります。


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