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zoom RSS 水面の花

<<   作成日時 : 2012/03/08 20:01   >>

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「吉原裏同心」シリーズ第3巻、『見番』をご紹介したいと
思います。作者は佐伯泰英です。後書きを読んで気づいたの
ですが、ワタシもこのシリーズという茶屋に上がって三度目、
ついに馴染みになれたか、と一人でにまにましながら楽しん
でしまいました。

女郎相手に金貸しもしていたお針(縫い子、と云ったら良い
でしょうか)が刺し殺されて見つかりました。下手人は彼女
の弟なのですが、会所に始末される前に意味深な捨て台詞を
吐きました……「お前らの足元が危うくなっているのにも気
づかねぇで」。

折しも吉原は将軍家治の死去を受けて、営業停止となってお
りました。遊女達はヒマなものですから、汀女の手習い塾は
大はやりとなっています(苦笑)。この遊女というのには太
夫を始め様々な階級があるのですが、彼女たちを引き立てる
だけのはずの芸者(三味線を弾いたりするだけで、色は売ら
ない(ということになっている)女達です)との軋轢が表面
化してきていました。見番、という芸者を束ねる大黒屋正六
が、四郎兵衛をはじめとする会所に、戦いを挑んできたので
した……。そしてその魔手は、幹次郎の大事な姉さまにも伸
びてきたのです!

大黒屋が刺客として放った浪人との剣劇も迫力があって、頁
を繰るのももどかしいくらいですが、その合間にみられる幹
次郎と汀女のささやかかつ情の通った暮らしぶりも本当に見
所だと思われます。
吉原の自粛期間が明け、遊女が馴染みに恋文を何通も出すの
ですが、その手紙の代筆を懸命に、根を詰めて頑張っている
姉さまに幹次郎が見せる気遣いとか、緊迫した状況が続いて
いる中、二人で息抜きに句碑巡りのお出かけをするシーンな
ど、いいなぁ〜、とうっとりしながら読みました(笑)。


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