姐さんの本棚

アクセスカウンタ

zoom RSS 錠前師

<<   作成日時 : 2014/02/10 20:47   >>

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

久しぶりにその世界に一気に引き込まれる時代小説を読みま
した。図書館で借りたのですが、これはぜひ手元に置きたい、
と早くも思っている一冊です。作者は田牧大和、タイトルは
『緋色からくり 女錠前師謎とき帖(一)』をご紹介したい
と思います。続巻がありそうなので、今後が楽しみです。

父の跡を継いで錠前師となった緋名(ひな)は、姉とも慕う
お志麻(しま)の死のわけがずっとひっかかったままでした。
彼女の忘れ形見の息子、孝助と、お志麻の夫になるはずだっ
た髪結いの甚八もずっとその時から時間が止まったようにな
っていたのです。

そんなある日、彼女の家が空き巣に狙われました。甚八が寄
越した用心棒、榎康三郎のおかげで事なきを得たようでした
が、賊に一矢報いようとした飼い猫の大福(またこのコが健
気で、主人思いで可愛いことといったら(笑)!)を留めて
いた所為で腕を引っ掻かれてしまったのがご愛敬。
しかし、この浪人者とおぼしき侍が時折見せる表情に、緋名
は気を引き締めずにいられませんでした。

自分の細工物や錠前秋の技術を大事にし、旗本や年寄りの妾
や後妻の話を蹴ってしまった緋名ですが、そのことを少しも
後悔していないところがとにかく立派です。
お志麻が忠告した「生きていくには、妾や後妻になった方が
楽だ」というのも処世術なのでしょうけれど、単に楽に流さ
れず、あえて大変な(と他人の目には映るかもしれない)道
を選び、それでいて優しさや柔らかさを失わない緋名がとて
もカッコ良くて、ワタシのお気に入りなのです。
小狡いと甚八が嫌う辰巳芸者の祥太(しょうた。念のため云
いますが、女性(笑))を受け止められる緋名の度量の広さ
も素敵かと……でも、ワタシもどうしても甚八の側に立ちた
くなってしまうのですが(苦笑)。


緋色からくり―女錠前師謎とき帖〈1〉 (新潮文庫)
新潮社
2011-09-28
田牧 大和

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 緋色からくり―女錠前師謎とき帖〈1〉 (新潮文庫) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



↓ 猫の爪
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
面白い

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
錠前師 姐さんの本棚/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる