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<<   作成日時 : 2014/06/02 22:32   >>

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ただでさえトシのせいか脆くなった涙腺を刺激してくれるお
話でした(苦笑)。初めて読んだ作家で、浅葉なつの『神様
の御用人』をご紹介したいと思います。四編からなる短編集
で、あっというまに引き込まれて読み切ってしまいました。

舞台は京都、主人公は萩原良彦という青年で、仕事を辞めて
アルバイトでなんとか繋いでいました。退職の理由も同情し
てしまう点が多くて、自棄にならずにいるだけでも彼のこと
を大目に見たくなります。
ある日、友人の奉職する神社にお参りに行った彼は、不思議
な老人に一冊の手帳のような物を渡されました。後のことは
狐に聞くようにと言い残して、その老人は消えてしまったの
です。何のことかと思っていたら、狐というのは神社の片隅
に祀られている方位神で、良彦は狐に、お前は祖父の跡を継
いで御用人、すなわち神様の用事を聞いてそれをはたす役目
を仰せつかったのだ、と云われたのです。

一つの短編ごとに一柱の神様の用事を済ませていくのですが、
その間に描かれる家族や友人とのやり取りを読んで、何度
ティッシュの箱に手が伸びたことか(苦笑)。人生の波を巧
く乗り切って順調にいっているかつての友人達の様子をSNS
などで見るのが憂鬱になってしまい、それが嫉妬だと頭では
判っていても心がついていかずに苦悶している良彦の姿に、
鼻の奥がツンとしてしまうのです。

それにしても、パソコン、TV、電車や冷蔵庫などが物珍しく、
抹茶パフェに観劇している隠居した神様もいれば、パソコン
を使いこなし、オンラインゲームをして良彦とメールのアド
レスを交換する神様もいるとは、小説とはいえ面白くてなり
ません。
もし本当に、日本の色々な神様達がこんなふうだったらどう
だろう、と想像して愉しくなってしまいました。


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